SNSは発信するだけじゃないかもしれない
就業時間まで1時間くらいとなった、とある夏の夕方、1通のメッセージが届きました。
『2016年8月23日16:03
おはようございます。
現地時間8:00こちらの状況をお知らせします。』
いつもお世話になってます。
臨床心理士のnaoです。
このメッセージを送ってきたのは私の母でした。
一瞬、状況を理解できずポカンとしましたが、続きを読んで母がイギリスにいるということが判明。
下の写真はその時のお土産のショートブレッドです。レモンカード入りで爽やかな風味♡
先日まで参加していたSNS塾では『発信すること』の重要性を学びました。
「必要な人に必要な情報が届くように」とか
「絶えず発信し続けることで、皆んなに知ってもらう」とか、モチロンその他にも色々あるけど
『発信する』
が中心。
でもね、ふと感じたのです。
SNS上で私たちがしてるのは、コミュニケーション。
つまり、双方向のやりとり。
すなわち、受信機能も十分に備えていると気付いたわけです。
受信機能のよいところは、相手の状況を知ることができる、相手からこちらへアクセスしてもらえるってこと。
母がメッセージを送ってきたことで、私が母の状況を知ることができたように、SNSでつながってる人の状況も知ることができると思うのです。
例えば、
「風邪ひいてダウン(´Д` )」っていう投稿をみかけたら
「ダイジョブかな?」とか
「もう風邪治ったかな?」とか思う。
これを、精神科医療の支援に使えないかなって思ったわけで。
私たち支援者は、手を差し出すこともできるけど、基本的には患者さんからの要請があって動く、受動的なスタイルが多いと思っています。
だからこそ、かな?
受信機能を、もっと活用できそうな気がしたのって。
んー。しかもSNSの即時性ってスゴイから、緊急時に迅速に介入できるんじゃないかって期待もあります。
これは医療ケースじゃないけど、緊急のSOSをSNSで受けたことがあって。
その時に、SNSの受信機能とか即時性を強く体感しました。
もちろんプライバシーの問題とか、SNSの使い方とか色々な面で調整とか必要になるだろうとも思います。
でもね、地域の支援者さんは、もうSNSを使っているところもあるわけで。
だったら医療でやったっていいじゃなーい!って気持ち。
発信が難しければ受信すればいい
SNSは発信も受信もできるんだから、どっちも使えたら最強だわって。
そんなことを考えつつ、今日もお仕事に向かいます。
朝イチから会議かー!
ふぁいと☆